ブログ

彼岸花の効用

2014/09/17

Pocket

こんにちは 福岡市南区五十川の竹山ファミリークリニックです。

ブログにご訪問頂きありがとうございます。

日中はまだまだ暑いですが、日が短くなるに連れて朝夕は大分涼しくなってきましたね。

そのためか喘息やアレルギー性鼻炎で来院される方が増えてきています。季節の変わり目、みなさまも体調管理にはご注意くださいね。

今週末はお彼岸ですが、すでに先週末には彼岸花が畑の周りに咲き誇っているのを見かけました。

写真 1

写真 3

写真 2 (スマホの性能ってすごいんですね・・)

ところで彼岸花の効用について、お耳にされたことがありますか?

彼岸花には毒性があり、畑のネズミよけ・モグラよけになっているそうです。さらにその一方で、成分の一つが薬としても使われています。

彼岸花は昔からありそうので漢方薬のような気もしますが、実は日本では2年前に発売されたばかりの西洋薬です。それはアルツハイマー型認知症に適応のある商品名;レミニールというお薬で、彼岸花に含まれているガランタミンという成分が脳内のアセチルコリン量を増加させ記憶・学習機能の改善に役立つとされています。彼岸花がもの忘れの治療に役立っているなんて、意外ですよね!

大変有用なお薬ではありますが、残念ながらこれ一剤で十分というわけではありません。いろいろな症状や合併症を伴う認知症・もの忘れ治療には様々な西洋薬に加えて、漢方薬や一部のサプリメント(米ぬか成分のフェルラ酸:商品名フェルガード)などが効果的な場合もあります。またもの忘れ予防のための食事・運動療法、生活習慣病対策なども大切とされています。

当院は認知症専門医と連携をとりながら、認知症・もの忘れ予防と対策に地域のかかりつけ医として様々な観点から全力で取り組んでいます。ご本人だけでなくご家族のことでも結構ですので、いつでもお気軽にご相談ください。

当クリニックにバスでお越しの際は、西鉄バス46番(博多・天神方向から井尻・雑餉隈・JR南福岡方面)

五十川バス停から徒歩2分です

PAGE TOP