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2024年は元日の能登半島沖地震に始まり、心穏やかではない災害・事故のニュースが続き胸を締めつけられる思いでした。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く平穏な日々が戻るよう心よりお祈りいたしております。

美しい情景や豊富な農水産物で生活を豊かにしてくれる一方で、災害という厳しい側面もあるという、自然の表裏について改めて考えさせられました。何気ない普段の日々に感謝しつつ、この災害からも学びを得て万が一の時の備えや行動を見直しておきたいと切に思います。

さて、今年のスギ花粉の飛散についてですが暖冬の影響で例年よりも早く、1月下旬から患者さんがみえ始めました。

ピークの予測はスギ花粉が2月下旬〜3月上中旬、ヒノキ花粉が3月中旬〜4月中旬です。

無症状〜症状が軽い段階から治療を始めておくと効果的ですので早めの対策をおすすめします。

またアレルギー免疫療法の一つである「舌下免疫療法(経口減感作療法)」を行うことでスギ花粉やダニアレルギーに対する根本的な治療も可能です。

「症状緩和療法」と比べて、より根本的な体質改善が期待できる治療法ですので長期にわたって症状を抑えたり和らげたりすることが期待できます。

スギ花粉の「舌下免疫療法」は、花粉飛散が落ち着いてから(例年6月以降)開始可能であり、対象は5歳以上です。

例年症状がひどくて困っている方、お薬での症状コントロールが難しい方や今後大事な行事や受験などを控えている方などどうぞお気軽にご相談ください