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あんずの里に行ってきました。

2015/05/02

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こんにちは 福岡市南区五十川の竹山ファミリークリニック 院長竹山です。

休日に福津市にある「あんずの里」へ行ってみました。公園は新緑となったあんずの木がたくさん茂っていて、少し上にあがると玄界灘を一望できるというとても気持ちがいい場所でした。つい数週間前まで花が咲き誇っていたそうですが、すでに実がつき始めていました。

甘いあんずの実はアプリコットジャムや杏露酒(シンルチュウ)として用いられてますよね。「杏」という字は木+口で「口にしておいしい実のなる木」を表しているそうです。熟れごろとなる6月待ち遠しいですね。

IMG_4775 2『神仙伝』という古典に、呉の国の董奉という名医は貧しい人からは治療費を受け取らない代わりに杏の実を植えさせ、いつしか家の周りに杏の林ができた、という故事がありこのことが「杏林大学」や「キョーリン製薬」などの名称の由来となっているそうです。

また種子は杏仁豆腐の材料としても有名ですが、漢方薬の材料としても使われています。生薬名はキョウニン(杏仁)といって鎮咳・袪痰の作用があるため、麻黄湯・麻杏甘石湯・五虎湯など風邪・気管支炎などで頻用される処方に含まれています。咳止めシロップの中にキョウニン水として配合することもあります。

このところ朝夕の気温差や空気の汚れなどのせいか、咳を主症状とした方が増えています。鎮咳・袪痰の薬として当院でも「杏仁」は重宝していますが、まずは風邪をひかれないよう体調管理に充分ご注意くださいね。

IMG_4757当クリニックにバスでお越しの際は、西鉄バス46番(博多・天神方向から井尻・雑餉隈・JR南福岡方面)

五十川バス停から徒歩2分です。

 

 

 

 

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