【とねりこ便り 2023.春号より】
2023/06/09
今回は超音波(エコー)検査について月に2回担当していただいている【超音波検査士】にお話を伺いましたので掲載したいと思います。
私が出来る検査は腹部、心臓、乳腺、甲状腺、全身の血管(頸動脈、手足の動静脈、足の動脈瘤)などです。
今日は腹部エコーの役割についてお話しします。
腹部エコー検査には2種類あります。
①痛みなどの症状や検査の異常などの原因を診る検査
②症状が無いときにするスクリーニング検査
①の場合、特にお腹の急な強い痛みに関してはエコ-で診断できるものが多く、
一般的に盲腸といわれる虫垂炎などもエコーでほとんど診断可能だと考えています。
②のスクリーニング検査について「何を調べているの…」「意味あるの…」などと尋ねられることがあります。
一番は腫瘍があるかどうかです。
腫瘍には悪性と良性があり、いずれも痛みや症状がありません。
症状が出てからでは進行していることが多いので無症状のうちに検査をしておくことが大切だと思います。
患者様の毎日の健康維持のために、少しでもお役に立てることを願って日々頑張っています。
なお、超音波検査士によるエコー検査は、予約制になっておりますので検査日時などをご確認ください。
また、院長も症状にあわせて適宜エコー検査を行っております。
どうぞお気軽にご相談ください。